バリ島の交通ルールは、あって無いようなものだそうです。
○一台のトラックに何人乗っている??
○一台のバイクに四人乗っているけど真ん中の女の子が明らかにつらそう
そんな運転や交通事情を、タクシーの後部座席からとはいえ二週間ずっと見ていたら…
日本に帰ってきて車を運転する時に「バリ島基準」でいこうとしている自分に気がつき、おどろきました(笑)。
たとえば信号の無い場所で小道から大通りに出る時、今までの自分だったら絶対「車が接近していて危ないから、止まったままでいよう」と思っていたであろう状況で、強引に発進しようとするとか。
でもすぐに、いやいや危ないだろうと思い直して発進するのをやめたのですが、いつのまにか頭の中がバリ島仕様になってしまっていたのを実感しました。
(今ではもうすっかりバリ島ルールは頭から消え、もとの安全運転に戻りました。)
ちなみにバリ島の交通ルールには”明文化されていない、暗黙のルール”が多いそうです。
たとえば日本の高速道路は、いちおう80キロと制限速度が決まってはいても、その通りに走っている車はあまり居ません。
むしろ制限速度を守ろうとすると他の車の邪魔になるのですが、それと似たような、いやもっと激しい状況がバリ島では日常茶飯事なのだとか。
一例をあげると「赤信号でも、前に進める状況なのに停止したままでいると、後ろの車からクラクションをブーブー鳴らされてしまう交差点」とか。
仕方なしに発車したとしても、運悪く警察に見つかるとばっちり捕まってしまいます。
しかもバリ島の警察は地元民にも嫌われるくらいタチが悪いので、捕まってしまうとやっかいなことに…。
だから、この話を教えてくれた現地在住の日本人さんは、よほどのことがない限り、赤信号の間は頑なに停車したままでいるそうです。
そう考えると、日本の道はすごく走りやすいですね。
そんなところでも、日本の良さを再発見してしまいました。
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